これまでありそうで無かった、西船場JCTの信濃橋入口付近で16号大阪港線の東行きと1号環状線の北行きを連絡する渡り線を設置するものです。現在は16号大阪港線の東行きから11号池田線や12号守口線へは、船場東JCTで1号環状線の南行きへ渡り、南回りで環状線を半周するような形でしか行けませんでしたが、この渡り線の設置で最短で向かう事が出来ます。
さらに、16号大阪港線東行きの阿波座〜信濃橋渡り線まで区間については1車線分の拡幅工事が行われておりましたが、渡り線より先行して2018年5月28日に開放されました。
1号環状線も信濃橋渡り線〜土佐堀までの区間が拡幅されて5車線になりますが、信濃橋入口(現在渡り線工事の為一時閉鎖中)と既存の13号東大阪線方面からの渡り線もあり、本線へ3方向からの合流が発生します。さらにそのすぐ北では土佐堀出口、「11号池田線+出入橋出口車線」と1号環状線への分岐が待ち受けていますので、開通したら運転が結構忙しい箇所になりそうです。
信濃橋渡り線の詳細や工事状況については、阪神高速道路(株)の公式サイトで定期的に掲載されていますのでこちらも参照ください
◆区間
大阪市西区西本町〜大阪市西区江戸堀
◆今後の開通予定
16号大阪港線の阿波座付近拡幅(約800m):2018年5月28日開放済み
信濃橋渡り線・1号環状線拡幅・信濃橋入口(復旧):2019年度開通
信濃橋渡り線については阪神高速の公式サイトが定期的に工事状況を掲載されていますので、詳細はそちらを見てもらった方が分かりやすいのですが、私の方でも最近撮影に行ってきたので下記に上げておきます。
撮影したのは2017年11月3日です。(夕方でさらに逆光だったので見づらい画像ですみません・・・m(_ _)m )
↑16号大阪港線(東行)の阿波座付近で、奥側がちょうど拡幅が始まる部分です。拡幅が小さいので恐らく既存の桁の幅を広げる作業を行っているものと推測されます。
手前はあみだ池筋を越える部分で、ここの拡幅部分は橋桁を設置します。現在は既存の橋桁と新たに設置する橋桁を接続するための準備工事をしているのではないかと推測されます。
↑阿波座駅東交差点のすぐ東側です。あみだ池筋を越える部分の橋桁を組み立てる為の作業スペースかと思われます。
ここもなにわ筋を越える部分と同じように、橋桁パーツを現場近くで組み立てて長い橋桁にした後、一気に架橋させるようです。
このあみだ池筋の架橋が終われば、16号大阪港線側はすべて橋桁部分が載せられた状態となり、拡幅部分の開通がより一層近づきます!
↑西本町交差点の西側から阿波座方面を見ています。橋桁の設置が終わっており上部工事を行っているようです。
なにわ筋付近から東へ100mぐらいの区間では拡幅部分に街灯が設置されており、8月ぐらいから夜には白色の明かりが灯っています。
↑西本町交差点の西側です。ちょうど信濃橋渡り線が分岐した直後の部分で、白い新しい橋脚の他に橋桁を設置するための足場(橋桁を仮支えするための仮橋脚的なもの)も工事が進められています。
↑西本町交差点の西側の中央大通の本線と側道の間です。橋桁が置かれていますが、どこの部分が分かりません・・・
↑西本町交差点の東側です。足場だらけで見えにくいですが、新しい橋脚に橋桁が繋げられています。
画像では分かりづらいかもしれませんが、左へ急カーブする部分なので、結構橋桁も傾けられています。
↑信濃橋入口(現在閉鎖中)付近です。ここにも新しい橋桁が置かれています。
斜め具合から、たぶんこの付近の橋桁になるものと推測されます。
↑信濃橋入口(現在閉鎖中)です。入口閉鎖から半年以上経ちますが建物やその付近の道路はそのままです。
もしかしたら、この部分は解体せずにそのまま再利用するのではないかと思います。
↑信濃橋入口(現在閉鎖中)の本線への上り坂があった部分です。
16号大阪港線の拡幅部分と違い、工事の進行が遅くみえます。ここにも橋脚が必要ですので、渡り線部分の開通はまだ先のようです。
1号環状線の拡幅については用地買収が必要の為、16号大阪港線の拡幅よりも時間がかかっているようです。
撮影したのは2017年9月3日です。
↑本町通付近です。信濃橋入口(現在閉鎖中)の1号環状線への合流部分がそのまま残されています。
ここもあえて残している感じなので、作り直さずにそのまま流用して、信濃橋渡り線を接続させるのではないかと推測しています。
作り直す信濃橋入口については渡り線の外側から接続するので、この部分の左側に新たに橋脚を立てるのではないかと思われます。
↑信濃橋入口の合流車線がちょうど本線へ収束する付近です。
この先からは1号環状線の本線が拡幅される形になり、画像の奥では新し橋脚を建設しています。
↑西区靭本町1丁目付近です。すでに用地買収が終わって新しい建物が立っています。
狭い隙間のような感じですが高架の左側が拡幅される部分です。
↑京町掘公園の裏側です。拡幅部分の新しい橋脚の工事が進められています。
↑京町掘公園の裏側を少し離れて撮っています。
この付近の1号環状線は阪神高速道路の最初開通区間で一番古いはずなのですが、構造的な古さを感じさせるものはなく、いつもの阪神高速の高架道路という印象です。
↑土佐堀出口の分岐の手間付近です。1号環状線の拡幅はここまでです。
現在の土佐堀出口の分岐車線に拡幅部分が繋がる感じになります。
↑土佐堀出口です。1号環状線の開通当初は今とは逆の南行き入口で、この場所に料金所がありました。
↑土佐堀出口には開通記念碑があります。
↑土佐堀出口にある茂み。その奥に・・・
↑阪神高速道路道路の石碑
昭和57年にたてられたものですが、この土佐堀が阪神高速でも少し特別な場所だということを示しています。