現在の阪神高速湾岸線のさらに海側にも湾岸線と建設しようと構想されたものです。ただ、構想というより「こんな道路を作りたい!」みたいな願望に近い段階だったのか、何処から何処までを結ぶ道路といった資料もなく、地図にザクッと矢印で描かれているのがほとんどです。実現に向けて具体的な動きなどもなく自然消滅しているようです。
ただ、兵庫県側ではある程度想定ルートが固まっていたようで、現在事業が進められている阪神高速5号湾岸線のポートアイランド西IC付近が起点で、ポートアイランドの南の端を通り、六甲アイランドの南側の新人工島を通る事を想定していたようです。
首都圏の首都高速でも第二湾岸線の構想がありました(もしかしたら今もある?)が、あちらはある程度想定ルートがあるようで、埋立地に中央分離帯が異常に広い意味深な道路があったりしましたが、こちらにはそんなものもなく、大阪府側はざっくりしたルート構想線が海の真ん中にあるような突飛な構想でした。
何か手がかりがないか時々調べていましたが、どうもバブル時代に今の舞洲や夢洲よりもっと大阪湾の真ん中に巨大な埋立地を建設する無謀とも言える構想があったのを見つけました。それが「大阪湾コスモアイルズ計画」という名称の計画で昭和59年11月に関西経済同友会が構想を発表しました。あまり調べきれていませんが埋め立て面積が13,000ha(ヘクタール)という巨大なもので、どれぐらい大きいかというと関西国際空港が約1,000ha(ヘクタール)ですので、ざっと関空13個分の大きさと言えばわかりやすいでしょうか。
推測ではありますが、第二湾岸線はその計画との関連性があるというか、それに関連して構想されていた可能性があり、そのへんから調べていこうと思います。
◆区間
不明
◆今後の開通予定
なし
◆事業費
数兆円?(実態不明)